甘いものを食べるとむし歯になる?
むし歯はミュータンスレンサ球菌群という菌による感染症ですが、むし歯発症の原因として歯の質、時間、糖分、菌の4つの要因が重なり合ったときにむし歯が発症すると言われています。
その中でも糖分と時間に影響を与えるものが食べ物です🍰
甘いものを食べたからということだけでむし歯になるわけでは無く、砂糖の摂取量と頻度、間食、食品の粘着性や硬さなど、食べ物による様々な原因がむし歯の発症に大きく関係しています。
う蝕誘発能指数(CPI)について
う蝕誘発能指数(CPI)とは、むし歯になりやすい食べ物をランク付けしたものです。数字が大きいほど、むし歯になるリスクが高いものになります。
- (a) 歯の汚れを作る砂糖の量
- (b) 歯を溶かす酸を作る砂糖の量
- (c) 食べている時間
- (d) 飲み込んだあと口に残る時間
の4項目(最大値5)から求められた数値になります。
表を見ると、歯にくっつきやすいもの、口に残りやすいものが上位にあることがわかります。
アイスは口に入れるとすぐ溶けて、食後も口に残りにくいので12と低い数値になっています🍦
ですが、歯の汚れを作る砂糖も歯を溶かす酸も入っているのでむし歯のリスクはあるということになります。
食生活習慣からむし歯を予防するためには!
- 間食の時間を決める、だらだら食べない
- 砂糖の量が少ないもの、歯にくっつきにくいものを選ぶ(口の中に残りにくいもの)
- お茶や水などを飲みながら食べる
- 食べたらみがく、ゆすぐ
この4つを意識して間食、食事をとるようにしてみてください ^-^
キャラメルやキャンディーもむし歯になりやすいから食べてはいけないということではないので安心してください。
だらだら食べ、食べ過ぎには注意です、食後の歯磨きも忘れずに、磨き残しがないよう丁寧に行いましょう◎
歯科衛生士 I.H.