矯正治療中は歯に矯正装置が付いている特殊な環境です。そのため、装置が付く前と全く同じ食生活を送ることは難しくなってしまいます。治療中に食べるのを避けていただきたいものもありますが、それ以外のものは食べ方に注意しながら食事をしていただけます◎
今回は、矯正治療中(ワイヤーの装置)に食べてはいけないもの、食べると痛みを感じやすいもの、気をつけてもらいたい食べ物についてお話します。
食べるのを避けていただきたいもの

ガム キャラメル お餅 など粘着性の高い食べ物
粘着性が高く装置が外れてしまう原因になるので治療中は食べるのを控えてください。
食べると痛みを感じやすいもの
硬めのお肉 いか たこ たくあん コシの強い麺 など歯ごたえのあるもの
個人差はありますが、ワイヤーをつけた日から3~7日ほど食べると痛みを感じることがあります。
強く噛みしめることで痛みが生じるため、ワイヤーをつけてすぐは特に歯ごたえのあるものが痛みの原因になりやすいです。
また、うどんなどの麺類でもコシが強いと痛みを感じることがあります。
痛みに応じて柔らかく煮たうどんやお粥など、噛まなくても食べられるものを食べるようにしてみてください。
食べるときに気をつけてもらいたいもの
おせんべい 飴 氷 ナッツ 硬めのパン 丸かじり(りんご、とうもろこし)など
大きなおせんべいや飴を思い切り噛んでしまうと、歯に付いている装置が取れてしまうことがあります。
装置が取れてしまうとその間は歯の移動がストップしてしまったり、外れた装置によってお口の中が傷ついてしまいます💦
特に、痛みが引いたあとや装置に慣れてきた頃に不用意に起こりがちです。おせんべいやナッツなどは小さく砕いて、飴や氷は噛まないように。
柔らかいものでも一口サイズが大きいと圧縮されて固くなりますので、小さくして食べるようにしてください。
前歯での丸かじりも装置が取れてしまう原因になるので、矯正装置がついている間は控えましょう。
食べたあとに気をつけてもらいたいもの
繊維系の野菜(ほうれん草、ねぎなど) えのき パイナップル 筋の多い肉 など
繊維系のものや筋が多いものは食べものが装置に挟まったり絡まりやすくなるため、歯磨きが難しくなります。
食後は鏡を見ながら丁寧に歯磨きをするようにしましょう🪥
最後に
矯正装置をつけてからは痛みやお口の中の違和感で食べ物が食べづらかったり、食べるのに時間がかかったりしてしまうことがありますが、だんだんと慣れていきます。
矯正治療を考えている方は、装置が付く前に食べたいものを食べておくことをおすすめします!
食べ方を工夫することでストレス無く食事をすることができますので、ぜひ参考にしてみてください^_^