準備矯正治療症例集
症例1
症例情報
主訴 | 歯並びの乱れ |
初診時年齢 | 8歳 |
診断名 | 逆被蓋を伴う叢生 |
装置 | プレオルソ 上顎固定式拡大装置 下顎拡大プレート ブラケット装置 |
抜歯部位 | なし |
予定治療期間 | 12ヶ月+α |
治療期間 | 1年0ヶ月 |
治療費(税込総額) | 約43万円(安定装置・生え変わり終了までの経過観察込) |
この症例のリスク・副作用
逆になっている前歯のかみ合わせを治す際、一時的に噛みにくくなることがあります。
装置の使用時間が短い場合、十分な効果が得られないことがあります。
ブラケット装置の周囲は虫歯、歯肉炎のリスクが高くなります。
症例2
症例情報
主訴 | 生え変わるスペースがない |
初診時年齢 | 10歳 |
診断名 | 叢生を伴う過蓋咬合 |
装置 | 上下顎拡大プレート ブラケット装置 |
抜歯部位 | なし |
予定治療期間 | 12~18ヶ月 |
治療期間 | 1年2ヶ月 |
治療費(税込総額) | 約42万円(安定装置・生え変わり終了までの経過観察込) |
この症例のリスク・副作用
過蓋咬合、乳歯の早期脱落は後戻りが起こりやすい傾向があります。
ブラケット装置の周囲は虫歯、歯肉炎のリスクが高くなります。
症例3
症例情報
主訴 | 歯の隙間・がたつき |
初診時年齢 | 7歳 |
診断名 | 逆被蓋を伴う叢生 |
装置 | 上顎固定式拡大装置 下顎拡大プレート ブラケット装置 |
抜歯部位 | なし |
予定治療期間 | 12~18ヶ月 |
治療期間 | 1年1ヶ月 |
治療費(税込総額) | 約41万円(安定装置・生え変わり終了までの経過観察込) |
この症例のリスク・副作用
正中離開(前歯の隙間)は後戻りしやすい傾向があります。
ブラケット装置の周囲は虫歯、歯肉炎のリスクが高くなります。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
下記もご参照ください。