小学生から始める矯正治療は準備矯正(1期治療)と本格矯正(2期治療)の2段階に分かれます。
準備矯正(1期治療)は乳歯が残っている小学校低学年から中学年に行う矯正治療です。
歯並びの土台となる顎骨や歯槽骨の成長を良い方向へと導き、将来の不正咬合の要因を取り除く予防的な矯正治療、永久歯の歯並びの土台作りの治療になります。
*当医院での平均的な動的治療期間は1〜1.5年(来院回数は1ヶ月に1回程度)
準備矯正(1期治療)を行うことで、永久歯に生え変わった段階で行う本格矯正(2期治療)の難易度や治療費・治療期間を軽減することができます。
2021.07.09
矯正相談に行く時期に目安はあるの?
矯正はいつ始めたら良いんだろう?
歯が生えそろってからの方がいい?それとも早めにやった方が...
* 岩崎 智憲:小児期の上気道通気障害がもたらす顎顔面歯列咬合形態への影響と小児歯科からの睡眠医療への貢献 小児歯科学雑誌 2016 年 54 巻 1 号 p. 1-8
対応策
経験上、矯正治療がうまくいかない大きな理由はお子さんの協力が得られにくいことが多いです。そのような場合には、着脱のできない固定式の装置等で対応することも可能です。その子の環境や個性に合わせて臨機応変に対応することで、治療を進めさせていただきます
準備矯正の矯正装置
準備矯正治療では患者さんに合わせて以下のような装置を使用します。
*装置の一例です*
本格矯正治療へ
準備矯正治療の後、歯の生え変わりが終了したら、仕上げの矯正治療・本格矯正治療の必要性を検討します。
本格矯正治療