一般歯科医院での矯正治療
虫歯や歯周病などの治療を中心に行っているかかりつけの歯科医院でも矯正治療を受けることは可能です。
一般歯科医院で矯正治療を行っている医院は
① 他の医院や大学病院に所属している矯正歯科医、またはフリーランスの矯正歯科医を招いている
② 先生が虫歯や歯周病の治療もしつつ、矯正治療も行っている
③ 矯正歯科医を常勤で雇っている
のいずれかに当てはまるかと思います。
メリット
担当医がいることで、過去の病歴等の情報があり、矯正治療に伴う患者さんのリスク管理が行いやすいと思います。また、虫歯等の治療も可能なのでスムーズに治療が進行します。
デメリット
矯正歯科医が非常勤の場合、診療日が限られています。また、長期にわたる治療となるため、途中で担当医が変わる可能性があります。
常勤の矯正歯科医がいる場合は問題ありませんが、一般歯科も行っている先生の場合、どうしても症例数が限られてしまいます。
大学病院での矯正治療
大学病院は研究、教育、臨床の場です。多くの役割を果たしながら、患者さんのために質の高い、専門的な医療を提供しています。
メリット
先天疾患や顎変形症の治療など、矯正歯科単独では治療が困難な患者さんの治療を主に行っています。
口腔外科や補綴科(被せもの治療)等、他の専門科との連携が取りやすい体制が整っています。
デメリット
群馬県内には大学病院の矯正歯科はありませんので、定期的に通院するのが困難です。
また、診療時間も短く予約が取りにくい傾向にあります。
担当医、指導医の二人体制で治療を行うことが多く、診療に時間がかかることがあります。
矯正歯科医院での矯正治療
歯列矯正治療を専門としている歯科医院です。
メリット
基本的に矯正治療に精通した歯科医師が開業しており、矯正治療においてさまざまな症例を診て治療に携わってきたので、より患者さんに適した良質な治療を受けられる可能性が高くなります。
また、担当医が常駐しているので痛みや矯正装置の破損などのアクシデントの対応や、治療がうまくいかない時の代替案など臨機応変に対応することが可能です。
デメリット
虫歯や歯周病の治療、抜歯等の処置はかかりつけの歯科医院で対応してもらう必要があります。
治療を受ける際に最も大切なのは担当医と良い関係を築けるかだと思います。
まずは矯正相談を受け実際に話しをしてみるのが良いのではないでしょうか。