最適な治療を

整った口元は歯の位置から

自然な口元を得るには唇を自然に閉じられるかどうかで決まります。唇を自然に閉じられるかは骨格の中のどの位置に前歯があるかが重要です。患者さんにとって理想的な前歯の位置を設定し、そこに動かすにはどのような装置が必要なのか、抜歯治療が必要なのか等を判断し、治療計画を立てていきます。治療のゴールをしっかりと確立し、それに向かって治療を進めていきます。

機能的で美しい歯並びを

歯はきれいに並んでいるからといってしっかりと噛めているわけではありません。しかし、しっかりと噛めている歯列はきれいに並んでいることが多いように思えます。機能的で美しい歯並びを目指し、当医院ではフルパッシブ矯正装置(T21ブラケット)を使用し治療を行っています。

フルパッシブの矯正治療

フルパッシブ矯正の最大の特徴は”バーティカルロストモーション”です。
従来の装置とワイヤーを強く結びつけるのではなく、装置とワイヤーの間に十分な隙間(バーティカルロストモーション)があります。そのため、従来の矯正治療のデメリットを軽減した矯正治療を行うことができるようになりました。

フルパッシブ矯正治療

従来の結紮による矯正装置

弱い矯正力での矯正治療

ワイヤーで歯が固定されない、押さえつけない構造をしているため、摩擦抵抗が小さくなり、従来の矯正治療のような力をかけることは少なくなりました。矯正力が弱くなると歯や歯周組織、顎関節へのダメージ・痛みが軽減されます。だからといって治療期間が長くなるわけではありません。
従来より弱い矯正力でも十分に歯を動かせるようになったのです。

フルパッシブ矯正装置

治療中もなるべく自然な歯の状態であってほしい

歯の根の周りには歯根膜というクッションがあります。噛んだ感触などを知るのも歯根膜です。
従来の矯正治療では装置と歯を強く結びつけ、歯の細かな動きを知る歯根膜の機能を阻害していました。
フルパッシブ矯正では、個々の歯の浮き沈みにも歯根膜がしっかりと働き、自然な歯に近い状態で矯正治療を進めることができます。